大抵のサロンのホームページの構成は以下のようなものではないでしょうか。

1.トップページ
 最も人目に付き、サロンのコンセプト、各画面へのリンクなど一番重要なページです。
2.各種メニューのページ
 メニューの種類や内容によって、2~5ページぐらいある場合もあります。
3.予約に関するページ
 予約フォーム、または、営業内容(時間、場所)、予約状況など
4.プロフィール
 施術者に関する情報
5.リンクページ
 リンクのないホームページは検索エンジン対策で不利です

以前、自分が経営していたリラクゼーションサロンのホームページにアクセスする人の行動調査、どのページから見始めて、どのページで離れて行くのかをアクセス解析ツールを用いて調べました。

最もアクセス数の多い入り口はトップページでアクセス者の7割~8割はトップページから見始めます。
その時のサロンのオープン直後の一般的なアクセス遷移は以下のようでした。

 ①トップページ → ②プロフィール → ③メニュー → ④サロンの場所 → ⑤スケジュール
※→(矢印)は、アクセス遷移を表しています

それがオープン後半年を過ぎた頃から、以下のように変化しました。

 ①トップページ→ ②スケジュール → ③メニュー → ④プロフィール → ⑤サロンの場所

サロン・オープン直後は、当然、お客様もポツポツ、ホームページのアクセス数もポツポツといって状態で、まぁ、それはどこのサロンでも同じことなので特に珍しいことではありません。
この調査を行う前は、何となくメニュー・ページを見る人が一番多いではないかと勝手に想像していました。ところが実際は、実にたくさんの人がプロフィール・ページを見ていたのです。(全体のページアクセス数の3割弱)
オープン直後のサロンは、口コミや世間の評価は乏しいものです。それを補う役目がホームページなのですが、直接的なメニュー内容やサロンの場所や予約状況より、どんな容姿で、どんなキャラクターで、どんな経歴の人なのか、セラピストに対する興味が一番大きかったのです。
安心して受けられそうなセラピストさんだとホームページを見た印象で判断した後に、より具体的にメニューや料金、サロンの場所をホームページ確認してから実際の予約行動に移るようです。

このアクセス履歴を元に、プロフィールページの充実を図りました。
1.はっきりと容姿の分かるポートレート写真に変更
2.セラピスト本人の施術風景を掲載
3.プロフィールのリンクをトップページの一番目立つところに移動

プロフィール写真は重要です!特別にプロのカメラマンに撮って貰わなくても大丈夫です。一番、自分らしい素直な写真が一番いいです。
はっきり言って、どこの誰がやっているいるのかさっぱり分からないサロンには絶対にお客様は来ません!
自分が始めてのサロンに行くと決める時に、たぶんに女性がやっているサロンぐらいはホームページを見て分かるけど、年齢も名前も分からない人がやっているサロンに行きますか?行かないでしょう・・・
だからプロフィール・ページは、サロンのコンセプトを直接、セラピストさん自身の言葉で伝えることができる重要なページなのです。

この変更が効果をもたらしたのかは正確なところ不明ですが、その後の予約は倍倍に増えまして、そして半年後には1ヶ月先まで予約が埋まっているサロンになっていました。

その半年後のアクセス遷移ですが、スケジュール(予約状況)を見る人が多くなりました。
常に予約で埋まっているサロンのお客様の6割、7割がリピーターです。その方々が真っ先にスケジュールを確認して、空いていたら即予約を入れるという状態が生まれるのです
このような状態になれば貴女のサロンはもう安泰です。

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